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当店在庫の1台にマツダ・RX-8があります。非常に問い合わせも多いのですが、なぜか「RX-8はスポーツカーではない。」と勘違いされているお客様がたくさんいらっしゃいます。RX-8は2003年4月に「4ドア4シータースポーツ」と言う新しいジャンルでデビューしました。個人的には2年後の2005年にデビューする、メルセデスベンツ・CLSが公言していた「4ドアクーペ」と言う単語の先駆けになったのはRX-8ではないかと思ったりもします。「4人の乗員が快適に、乗降しやすい4ドアのスポーツカー。」と言うご家族をお持ちの車好きなお父さんには嬉しい、それまでのスポーツカーでは無かった新しい車種だったのです。「RX-8はスポーツカーではない。」と言われる方は大体がマツダ・RX-7と比べます。ここで問題なのですが、なぜRX-7と比べるのでしょうか?RX-7はスポーツカー激戦時代に生まれた、速く走る事のみを目的とした車でした。1308ccと言うそこらのコンパクトカーよりも小さい排気量でありながら、3000ccクラスのスポーツカーと互角に戦えるロータリーターボを搭載し、極限まで軽量したボディで素晴らしい走行性能を武器にした車両です。2000年を境にスポーツカーは絶滅の道を辿り始めます。トヨタ・スープラ、日産・スカイライン、日産・シルビア等のライバルも2000年の頭には生産終了されています。RX-8は世界で唯一マツダのみが量産化に成功したロータリーエンジンを絶やさないために、時代に合わせで造られたマシンなのです。ちなみにロータリーエンジンは「すぐ壊れるしパワーが出ない。」等とネガティブなイメージを持たれている方がいますが、それは間違っています。マツダは4ローターのロータリーエンジンを搭載したマツダ・787Bは日本車初のル・マン24時間耐久レースの総合優勝と言うとんでもない戦果を残しています。ご存知のようにル・マンは24時間ずっと走り続ける世界トップクラスの過酷なレースです。参戦メーカーはポルシェ、ジャガー、メルセデスベンツ等の世界トップクラスのメーカーだらけです。そんな過酷なレースですぐに壊れる耐久性の無い、パワーが出ないエンジンで優勝なんて絶対に出来ません。ちなみに日本車でル・マンで総合優勝を飾った車は2015年10月27日現在では787B以外は存在しません。余談ですがロータリーエンジン初のレースデビューである1971年10月の富士グランドチャンピオンシリーズでは4位に入賞と言う輝かしいデビュー戦績を残し、同じく1971年12月にはあの日産・スカイラインGT-Rの50連勝を抑えて総合優勝を飾っています。このようにロータリーエンジンは最初から高耐久、高出力に耐えられるように造られていたのです。


このように最高クラスの戦闘能力を持つロータリーエンジンを搭載したRX-8はなぜ「スポーツカーではない。」等と言う間違った認識をされるのでしょうか?順番に良く言われている勘違いを解読して行きたいと思います。まず「ボディが長過ぎる。」と言う意見ですが、これも勘違いだと思います。RX-8の全長は4435mmです。RX-7が4280mm、シルビア(S15)が4445mmですので、RX-7よりも175mm長くてS15よりも10mm短いと言う事になります。これを教えると、大体の方は「S15よりも短いの!?」と驚かれます。それではなぜRX-8は長過ぎると言うイメージが定着しているのか?それはホイールベースにあるのではないかと思われます。RX-8のホイールベースは2700mm、RX-7が2425mmでS15が2525mmですのでこの2台よりは150mm以上長いです。これは乗員の居住性と、RX-7時代には無かった高速安定性を求めた結果です。確かに低速コーナーでは若干コーナリング性能は劣るかもしれませんが、逆に高速コーナーでは安定と言うアドバンテージを得る事が出来ます。次に「車重が重過ぎる!」と言う意見ですが、これも勘違いです。RX-8の車両重量は1310kg、RX-7の1280kgから30kgしかアップしていません。毎年厳しくなる衝突安全基準を満たし、居住性をアップして30kg増で収めているのはスゴいとしか言いようがありません。ではなぜ重いイメージがあるのでしょうか?これはRX-8のパワーが原因と思われます。RX-8はノンターボの13Bエンジンで210ps/7200rpm、22.6kgm/5000rpmです。RX-7は13Bターボで280ps/6500rpm、32kgm/5000rpmですのでパワーがあって、軽いRX-7に比べれば当然動きは重いです。しかし、パワーウエイトレシオ6.23と言うのはポルシェ・ボクスター(986)やノンターボの日産・フェアレディZ(Z32)と同等の数値です。この2台を「スポーツカーじゃない!」と言う人は見た事がありません。このようにRX-8は同じロータリーエンジンと言うだけでRX-7と比べられて、不当な評価をされているだけなのです。実際にワインディングや高速道路を自身で走ってみれば、誰でも「RX-8はスポーツカーではない。」等とは言わないと思います。自然吸気エンジンのリニアなレスポンス、クイックなハンドリングは紛れもなくスポーツカーです。今まで間違った認識をしてしまっていた方は、ぜひこの機会にRX-8の本当の魅力を確認して頂きたいと思います!

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